「陸・・。陸・・。」

 愛の声が聞こえた。陸が

 「愛ー。お前無事か?」
 
 「いっ。いっ。一応・・・。」


 「愛。繭は?」

 「繭。助けを・・。探しにっっ行ったきりっ戻ってこないの・・・。」

 「陸。俺繭を探してくる。」

 「こんな雨でか?お前帰ってこれないかも知れないぞ?」

 「繭は。雷が怖いんだよ。あいつは1人では何もできねぇ。俺が行かないと!」

 
 「わかった。俺らは先に戻ってる。」

 「おう。」

 俺は探しに行った。

 『繭ーーーーーーーーー』

 俺は叫んだ。そしたら。

 「優君・・・。」

 俺は聞こえたほうに走った。繭が泣いてた。

 「無事か?」

 「優君・・・。うわぁぁぁぁぁぁぁん」

 繭は泣いてた。

 「怖かったな。もう大丈夫だ。」

 俺はそう言って繭の頭をなでた。俺は繭をおんぶして帰った。