出発はお昼だったから、私は、あの場所へ向かった・・・。

 そして、昨日の缶を置いてきた・・・・。

 手紙をその中に入れた・・・。

 私は今日優君を忘れようとした・・・。

 だから、この場所に、

 "さようなら"をいいに来た・・・。

 本当に今日で最後・・・・・。

 そして

 "ありがとう"をいった・・・・。

 私は家に帰ろうとしたとき・・・・・・。

 「最後まで何にも言わないで行くつもり?」

 「愛・・・。」

 マナだけじゃなくて、翼も陸も桜もいた。

 「繭がんばれよ・・・・。つらくなったら帰ってきたらいい。」

 「そうだよー。つらくなったら、私たちを思いだせばいい。」

 桜と翼はいってくれた・・・。

 「俺達はいつでも何が合っても繭の見方だからな。」

 「そうだよー。困ったときはいつでも電話してきていいんだかねっ!」

 陸も愛もいってくれた・・・。

 「みんな・・・。ありがとう・・・。」