それから、毎日大変だった。

 3日間は、早く過ぎてしまった。

 私にとって、最初で最後の終業式。

 私は思い返していた。この短い期間を・・・。

 先生が最後に渡辺から話がある。

 私は結局誰にも言わなかった。

 「はい。。。」

 「私は今日で、、、。ここの学校を卒業します。3年間みんなと居たかったけど、私が自分で決めたことです。私は2学期から、東京の高校に行きます。1人で行きます。」

 「どうして?」

 と言う声が上がった。

 「東京の人から来ないかっていわれたの。何度も迷って出た答えです。いままでありがとうございました。」

 みんな帰り際に、"頑張って"って言われた。

 なんだか寂しい。

 教室に戻ると懐かしい顔ぞろえだった。

 「繭・・・。」

 「愛・・・・」

 私たちは抱きついた。愛。ごめんね・・・。


 「繭・・・。おまえなぁ・・。」

 陸は泣いてる。

 「繭。頑張れよ。俺達はいつでもお前の見方だぞ。」

 「ありあとう。翼。」

 みんなありがとう。

 「いつから?」

 桜が行った。

 「まだ居たいんだけど、一人暮らしに慣れたいから、明日から・・。」


 「そっかぁ・・。」