繭はその先輩とどこかへ行ってしまった。俺は愛に聞いてみた。

 「あの男だれ?」

 「だれも何も、繭の彼氏だよ。」

 「はっ?」

 「あいつらいつまでたってもラブラブだな」

 陸がはなしだした。

 「どういうことだよ。」

 「どうもこうも。お前が行って繭が元気だしたのも翔先輩おかげなんだよ。あいつらいまでは付き合ってる。もう2年になるな。」

 「まじかょ・・・。」

 俺はびっくりした。繭が・・・・・。

 そう思ってると愛が言った。

 「優君がどう思ってるかは分からないけど、繭ずっっと優君のこと思ってたんだよ。いなくなってからもずっと思ってた。今の繭の気持ちは分からない。優君は繭のことどう思ってるの?」

 「俺は・・・・。なんとも思ってない。」

 俺が言うと、

 『ばしっ!!』

 「最低。ごめんあたし帰るね。」

 と言って愛が帰ってしまった。

 「お前もう少し考えろよ。昔のお前はどこにいったんだよ。今のお前は、モテル男ジャなくて、最低な男にしか俺は見ることができない。」

 2人もどこかへ行ってしまった。

 昔の俺って何だよ・・・。

 戻りたくても戻れねんだよ。