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着替えようと思って、上の服に手をかけたとこで携帯が鳴った。
ったく、朝から誰やねん…
≪はい、どちら様?≫
≪ぶはっ。声低っ。俺の番号登録してないん?≫
≪…え!雪弥!?なっ、え、ど、どうしたん?≫
≪今日朝一緒に行かへん?≫
え、どういうことや…
雪弥とあたしが一緒に?
なぜ!?なんで急に!?
≪え、あ、え、うん?≫
≪あはっ。なんで疑問形やねん。あ、もしかして寝起きやった?≫
≪いやちゃうけど…なんで急に一緒に行くんかな思って≫
≪莉絵が前言うたんやん。彼氏できたら朝一緒に登校したいなあて≫
…あ、そういえばそんなこと言うたわ。
前雪弥に彼氏できたらどんなことされたい?って聞かれて、一番最初に朝一緒に登校するって答えたんやった。
そんなこと覚えててくれたなんて…
あかん。むっちゃ好き。
どうしよう、顔にやけてまう。