「気が合いそうだな」

これまで無言だった違う吸血鬼が言った。


「さぁ、どうかしら」


「きっと合うさ」


………何こいつ
馴れ馴れしい奴ね。

「とにかく、わたしがおじいちゃんに怒られるんだから、わたし達の領域から出て行って!」



「まぁ、今日はいいか、
様子を見に来ただけだし」
「またくるわ」


「来なくていい!」