雫は近くにあった人形を掴むと
そのまま遠慮なく冰鳴の口に押し付けた


「ん!?……ブハッ!!」



人形が大きかったせいか
冰鳴の鼻まで覆っていたためか
冰鳴が吹き出す


「冰鳴言わなかったもんね?
私からのキスがいいって」


「……雫様?」


笑顔のはずが背後には般若の姿
さすがにやり過ぎた?


しかし冰鳴が動くより先に
緋羅は炎で巳邦は毒で冰鳴の氷を消した
2人が動いた


「冰鳴ぃ!!てめぇ、上等だ!!」


「いくら私が温厚でも雫様に手を出されたら優しくはいれませんよ?」



業火と猛毒が冰鳴に襲いかかった