冰鳴は一瞬驚いたような表情をしたものの
すぐに笑みを向ける
そして勝ち誇ったような表情で2人を見た


「ちっ!!」


緋羅は舌打ちと同時に駆け出す
巳邦も無言で後に続いた
しかしそれは冰鳴によって止められる


「邪魔はさせないよ」


右手を開き2人に向ける
すると手から白いものが出て
2人の足に絡み付く


ピキキッ


そんな音とともに2人の足元が凍った


「うわっ!?」


慌てる2人を尻目に
冰鳴は雫の元に膝まづく



「目、瞑って?」


冰鳴は大人しく目を瞑った