「はぁ……あの2人を何ですか?」



先が分かっている冰鳴は
めんどくさそうに問い返した


「引き取って下さい……」


おずおずと小さく言うと
冰鳴はニィッと何か思い付いたように
笑った



「キスしてくれたら頼みを聞くよ?」


……


ピタッと
時が止まったように動かなくなる3人
しかし雫はすぐに冰鳴を手招きした



「本気ですか!?雫様!!」


「おい、冰鳴!?」


2人の焦った声が聞こえる