裕登side

あいつお昼からずーっと
ぼーっとしてるけどだいじょうぶかぁ?

放課後だ部活かぁ
海星寝てるし起こしてくか

寝てるしバレねえよな
ちゅっ ゴメンな


「オーイ…オーイ」
起きねーし
「海星!!…海星!!」
「はい!!」
フッ馬鹿だコイツ

「もう放課後だけど」
「え!?」
自覚ねーのか

「部活は?」
「実玖と…」
「実玖はもう行ったよ」
「マジかぁ」
「どうすんの?」
「ずっと待っててくれたの?」
質問の答えになってねぇ
しかも何だこのうるっとした目は
「あぁ」
「そっか ありがと」
コイツ大丈夫か?
疲れてんだな。

「いいよ 疲れてんだろ?」
「分からない」
自分のことくらい分かっとけよ

「教室で休んでろ 部j活終わったら迎えに来てやるから」
「う、うん」
「分かればよし」
「じゃあ行くな」
行きたくねぇ
「頑張って」

よし!!
今日はいつも以上に頑張れる
あいつがいれば何でも出来る!