「んだよー!
そういうことなら
早く言えよな!
私が道案内してやるよ!」


そういってニカッと笑った。

どうせ暇だし
友達になれるかもしれねーしな!


「………じゃあ、お願いします」


「お前ん家の近くなんか目印みてーな建物あるか?」


「高田書店という小さな本屋があったと思います」


そういってニコッと笑った菊地。
なんだよ普通に愛想あんじゃん!


「んー!あっこか!
結構遠いじゃねーか!
私に会っといてよかったな」


ちょっと電話をかけても
いいですか、と言って
菊地は電話をかけにいった。