「あ、朝の…」 「こんなとこで何してんだ?」 ここは学校の近くの あまり人気のない道だ。 私の家まで三分で 連れていってくれる 秘密の近道。 「あ…、ちょっと…」 なんだか言いたくなさそーな顔してるな… なんでだ? あ!もしかして… 「迷子?」 私がそう言うと 少し不機嫌な顔をしたが すぐにもとの笑顔にもどり 「恥ずかしながら…」 と、答えた。