「よし、許す」

そう言って笑顔になった良平。


「・・・初めてだったのに」

涙目の私。


「エ?マジで?」

驚く良平。頷く私。



「ご、ゴメン・・・嫌だった?」

焦る良平。

無言の私。


「マジ、ゴメン」

なぜか私を抱きしめた良平。


「何で、この体勢?」

私が呟いた。


「だって、どうしていいかわからんし」


「良平って、やっぱ…バカ?」


「?!バカって言うな!」

・・・

「イヤじゃ・・・なかったよ」

「え?」

「さっきの・・・」