「イテッ!何すんだよ、先輩」


「さっきのお返し」

してやったりの顔で逃げた私。


そんな私たちを見ていた美空が、



「美羽、洋介より、

良平との方が、お似合いなんじゃない?」


と、呟いた。


「冗談やめてよ!私は、洋介一筋なんだから」


そう言って、先にバス停に向かった。