「?!もしかして、

この研修に参加してる子?」


私も洋介も、興味津々。


「ちがっ!ここにはいないよ」


明らかに動揺してる良平。



「白状しろよ」

洋介がさらに突っ込んだ。


「とにかく、ここにはいないから安心しろ…

オレの恋は、オレのだから、

お前らは関係ない」


そう言ってどこかに行ってしまった。

・・・

取り残された私と洋介。


「あ~あ、怒らせたかな?」


「大丈夫じゃない?恥ずかしかったんでしょ。

部屋、帰った方がいいんじゃない?」

「あ、うん・・・先輩」

「何?」

「先輩は好きな人いないの?」

「・・・いるよ」