「お前ら見てると、

絶対お似合いなのに・・・

先輩良平と付き合ったら?」


・・・

思いがけない言葉に、

返す言葉が見つからない。

好きな人からそんなこと言われたら、

みんなそうなるよね?


「おま、ばかか?!

オレには好きな子がいるんだから、

先輩なんていらねぇ・・・」


?!

良平の言葉に、

私も洋介も驚いた。

・・・

良平に、好きな子いたんだ。


「誰よ、それ?

私で良かったら、協力するよ?」

私は、良平の肩を掴んだ。

私の手を払いのけた良平。


「勘違いされたら困るだろ?」