放課後、

私はいつものように、

美空と更衣室に向かう。


着替えを済ませた私たちは、

体育館へと向かおうとした。


またしても、

バッタリ洋介と良平に会った。

「あ、先輩」

良平が私に手を振った。

…至近距離で。


「何で手、ふるかな?」


「なんとなく・・・あ。」


「なに?」


「来週の日曜、試合があるんだ」


「そうなの?」


「だから、応援の電話してよ」


「電話?」

「携帯に」

「・・・」

・・・それは困った。