…いや、夢じゃない。



ていうか誰?



周りには私しかいない。



ああ…罰ゲームとか?



制服一緒だし…



それにしても、美少年だなあ。



私は彼の顔をじっとみた。



うわっ、顔しろすぎだし目とか青と赤って…ビジュアル系か(笑)



まあ…どうせこんな美少年と出逢ったところで何も変わらないだろう。



私は無視をして歩き出した。



「えっ…ちょっ、まてよ。」



無視、無視。



これであんな美少年とは無関係になったとさ。



めでたしめでたし。



私は止まらず淡々と歩く。


けれどなぜか足音は二つに聞こえる。



まさか…ついてくるき?



私は止まってみた。



足音もピタリととまった。



やっぱり…