これは丁度3か月前の話。
カエルが寂しく泣いていたそんな日。
梅雨時の季節。
私は傘もささずに土砂降りの道をただひたすら歩いていた。
目的なんてなにもない。
ただただ歩いていた。
考えることなんてなにもない。
ただ、ただそれだけ。
そこからの記憶はなにもない。
気づいたら病院のベットの上だった。
辺りを見回すと親も医者も看護師も涙を流しながら笑っていた。
あぁ…そうか。
私はその場の状況を理解した。
病室のすみにあるイスに目をおく。
ほらね。
お姉ちゃんは笑っていない。
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