だってほら。


今だってベットの上で寝転んで。


しかも上半身裸だよ?!


「なぁー…」


高3の夏にもなって、まだ彼氏だってできた事ないのに!


免疫ないんだってば…。


「なぁーって。おい、みゆ?」


ふと我に返ると目の前に悠のたくましい身体。


「きゃあ?!」

「っ?!おいっ、あぶねーって。」


勢い余って尻もちついちゃったし…。


何か悠の顔見れないし。


そんなあたしの気持ちなんか知る由もなく優しく起こしてくれた。


座ったらちょっと落ち着いてきたかも…。


そんな時に口を開いたのは悠。


「なんかあった?」

「え?」

「なんか変じゃねぇ?」

「とっ…とりあえず服を…」

「何を今更。もう見慣れたっしょ?」


いやいやいや。