「あぁぁぁぁぁぁぁぁーーー!」

私は驚きのあまり

他クラスまで聞こえるような声で

彼に指をさし叫んだ。

「ん?なんだ七海。知り合いか?」

「・・・いえ・・・」

私は恥ずかしくて

うつむきながら席に着いた。

「あ!ちょうど七海の隣が空いてるぞ。」

え?横に目をやると・・・

確かに私の隣は空席だった。

ま・・・まさか・・・

「翔平君!席はあっちでいいかな?」

先生ーーー!ウソだろーー?

「あぁ・・どこでもいいっすよ?」

チャラいってーーーー!!

まぁなんだかんだで新学期が始まった。