口の中に侵入してきたそれはまるで何か生き物のようにあたしの口の中を這いずり回る。
頭がボーっとしてだんだん眠くなってくる。
「……んっ、」
自分の声じゃないような甘い声が出て、ビックリした。
一向に終わる気配を見せない長いキスはあたしの息が続かずあたしが航汰先輩の背中を叩いたことで終わった。
「はぁ…はぁ…」
その場で座り込むあたしに航汰先輩は笑いかける。
「そんなに気持ち良かった?」
「…なっ////」
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