それじゃ、あたしがますます航汰先輩に嫌われちゃうじゃん!!!!





「んでな」



その男の人はまだ話を続ける。






「どうして舞奈ちゃんのことをフったんだーとかお前なんか舞奈ちゃんが好きになるわけないーとか」


「……」





なんだか、ちょっとだけゾゾッとした。


そんな信者みたいな人がいるんだ……。





「そんでな、最終的に舞奈ちゃんのことも悪く言い始めたんだよ。 いや~俺もあん時は殴ろうかと思ったわ~」





話している男はそう言って冗談っぽく笑った。