「ありがとう、舞奈ちゃん」 矢神先輩はくしゃっと笑ってあたしの頭に手を置いた。 「もう、今日は俺らのクラスにいれば?」 「……え???」 意味のわからない言葉にあたしの頭にはたくさんハテナが浮かんだ。 「もう、今日は俺らと一緒にいようぜ」 そう言ってぐいっと腕を引っ張られて無理矢理教室に入れられた。