「今すぐ返事欲しいとか思ってないから」


「……はい…」


「ごめんな。 航汰のこととかもあったのにな」


「…いえ」


「じゃあ、もう帰るか」






そう行って矢神龍は立ち上がる。








「送ってくよ」


「大丈夫です!!」


「いや、もう10時過ぎてるから。 危ないよ」


「…じゃあ、お願いします」




どう言っても引きそうになかったのであたしは渋々承諾した。