―――――… 「どうぞ」 金髪男……“矢神 龍”がココアを出してくれた。 「…ありがとう……」 あたしは今、矢神家にお邪魔している。 あのまま、家に連れて来てくれたんだ。 「落ち着いた?」 「…うん……」 「そう…。良かった」 矢神龍は想像してたのより全然優しかった。