「あの子、可愛い~」 「美人!!」 「え、どっかのモデル?」 どこからかそんな会話が聞こえて、周りがざわざわとし始めた。 「かわいいよ~~~~~!!!」 一際大きな声がどこからか、聞こえた。 その方向に目をやると、これまた派手な不良集団がいた。 ふと、誰かと目が合った。 すると、その人は軽く手をあげた。 えっ!? 目をこらしてみると、なんと航汰先輩だった。