顔をあげるとそこには由紀ちゃんがいた。 「……学校、来てないんだって!!」 「…そ、そうなんだ」 ちょっとご機嫌ななめのあたしに由紀ちゃんはちょっと驚いたようだった。 「せっかく、お弁当作ってきたのに……」 「………千秋先輩は、今どこにいるんだか…」 「……」 由紀ちゃんが呆れたようにそう呟く。 「…はあ」とため息をついてからあたしは机に突っ伏して眠りについた。