──‥‥。
あたしの期待も虚しく、すべてポーズは、ピースだった。
やっぱり、やっぱり‥‥。
期待しない方が、いいんだな。
「落書きは、任せていいか?」
「落書きなら、まっかせとけ〜♪」
あたしが、落書きするのを、大樹は、ただ眺めていた。
「あのさ、そんなに見られたら、書きたいことも、書きにくいんだけど?」
「俺のことは、空気だと思ってろ(笑)」
「わかったよ〜」

はぁー。あたし的に、2人で仲良く落書きしながら、“大好き”とか書いて、イチャイチャする予定だったんだけどなぁ‥‥。

「やっぱ、俺も、一枚だけ落書きするわ」
「うん。じゃあ、頼む☆」

あたしは、大樹が落書きするのを、眺めた。すると──‥‥。