あたしたちは、遠くへ行くための手段として、電車に乗り込んだ。
「な‥‥、なぁ南千瑠。お前、今日、スカート履いてんのか?」
「そうだけど。駄目だった?」
せっかく、オシャレしたつもりだったんだけどなぁ‥‥。
「いや。ダメ‥‥、じゃねぇけど」
「あっ、もしかして、照れてる?赤面してるよ(笑)可愛いとこあんじゃん♪」
「うるせぇよ‥‥// 似合ってるぜ。南千瑠」
「ありがとう。素直に嬉しい」
「ははは。可愛いなっ」
大樹は、あたしの頭を撫でた。

そうしている間に、目的地に着いた、あたしたち。