──ピンポーン。ガチャ。
「ごめんくださーい、おはようございますー、南千瑠ー、学校行くぞー!!」
「はいはい。朝から騒がないでよ。」
「そんな、眠そうな顔、してんなよ(笑)行くぞ」
「あいよ。いってきまーす」

「お前っていっつも、眠そうな顔してんな〜。おもしれ(笑)」
「お褒めの言葉、ありがとう」
「どういたしまして」
はぁ〜。相変わらず、朝から騒がしいなぁ。
ってか!
「あれっ!?あたしらって、付き合ってんだよね?」
「はっ?まさか、忘れてたわけ?」
「いやっ、初めてだよ!」
「なにが‥‥?」
「全然恥ずかしくなんないで、好きな人と、向かい合いながら、話出来んのが♪」
「そうゆうことか(笑)しかも、さらっと、好きな人っていってくれたな」
「あっ、いやっ、それは」
「可愛いな(笑)」
大樹は、そう言いながら、あたしの髪を、くしゃくしゃにするように、頭を撫でてきた。
そんな、胸キュンな行動に、あたしは、恥ずかしさのあまり、うつむいた。