「そこまで言ってないんだけど(汗)」
「‥‥仕方ねぇ。優羅だから、許すよ」
「おっ!一気に大人になったね」
「マジで!やったぁ〜☆」
(やっぱ、ガキんちょだな(笑))

なんて、優羅がつぶやいていたことに、南千瑠はきずいていなかった。

「ねぇ、ナッチ。トイレ行こう?」
「うん。いいよー」
そうして、あたしと優羅は、席を立ち、トイレへ向かった。

すると、トイレの前に──。
「大樹‥‥?」
あたしにきずいた大樹は、はち切れんばかりに、大きく速くあたしに向かって手招きをした。