私たちは、地元へ帰るため、新幹線に乗り込んだ。

はぁ〜‥‥。
もぅ、こことも、おさらばだぁー。
「あぁー、あの大きなタワーも‥‥、みれなくなっちゃうよ」
「だから。ナッチは、どんだけガキなんだよ。そんなもん、見たいとき見れるでしょ」
「見れないから言ってるんじゃーん」
まったく。金持ちはこれだから、庶民の気持ちなんて、わかんないんだなあ。
「そうですか。ガキんちょちゃん」
「んちょ!?ガキまでは、ギリギリ許したけど、ガキんちょとは聞き捨てなりませんねー!」
「うける♪本当のことだから、仕方ないでしょ?(笑)」
──‥‥イライラ。
「ふんだ。そうですよ。私は、アホでバカで変人のガキんちょですよー(怒)」