──寝てる人起きてねー。
先生の声だ‥‥。
「ん‥‥はぁ〜あ。ねむー。ってか、もう着いたんだあ」
「おはよう、ナッチ。寝顔めちゃくちゃ、可愛かったよ〜」
そう言って、優羅はデジカメをあたしに見せてきた。
「あ〜!優羅ー、止めてー!」
「無理だよー(笑)」
「こら、優羅さん。南千瑠さん。新幹線の中で騒がないで」
『はい‥‥すみません』

「では、話の続き、──‥‥今から自主研修に出発してください」
『はーい』