それから、家に着くまで、たくさん話をして、たくさん笑った。

「あ〜、おもしれー」
「あははは、でしょー」
「おう。よし、じゃあ、南千瑠の涙も完全に乾いたわけだし、また明日な☆」
「うん!今日も、ありがとう♪また明日ね、ばいばーい☆」

今日の大樹は、いつも以上に優しかったな。
やっぱり、友達ってもつものだよね〜。

こうして、あたしは、修学旅行までの一週間を平々凡々と過ごした。