「告ってきたのは、そっちじゃん。将人に何度も告白されて、心が揺らいだあたしは、あいつと別れて、将人とつきあったんじゃん‥‥」
「だから、俺は」
「‥‥」
「はぁ。南千瑠がエロいと思って付き合ったの。そしたら、究極のツンデレでよ‥‥」
「‥‥」
「つまんなすぎ」

ふざけんな‥‥。調子のってんじゃねぇよ。
言い返そうとしたがやめた。

「そっか。話ってそれだけ?なーんだ。んじゃ、あたしらの関係は、これで縁切りってことで」

その言葉を残し、あたしは、一目散にトイレへ向かった。
ただ、ただ溢れ出す涙を拭う事しか、できなかった。