会場が静まり返る。

《赤団です!》

 赤団は極上の笑顔を見せ、
 黄団、青団は、悔しがったり、泣き出す人もいた。

 あたしの左頬にも、
 雫が伝う。

 赤団との点差は、
 たったの1点だった。

 涙が溢れた。