「あれ、相川桜姫じゃん。
こんな時間に一人でなにしてんの?」


鷺沼くん。


「散歩。」


「一人で?」

頷く。



「森は?」

彼の言った゛森゛


身体が反応する。



「知らない。」



「お前ら、なんかあった?」








「なにもないよ。



私と黒澤くんは、



始めから




なにもないよ。」




自分自身が言った言葉に涙が出そう。



「はぁ?


俺と森は幼なじみだけど、