「あなたを消すなら、できるだけ痛めつけようと思って。



よく、切れるナイフを持ってきたわ。」






そう言って、




鋭く光るナイフの刃で、




スッと私の腕を切る。




じっとしていれば、




きっとすぐ終わる。


腕の痛みを感じながら、ただ早く終わることを祈る。





私はもうすぐこの人に殺される。





でも、



森のためなら、殺されてもいい。



人を好きになることすらわからなかった私が。





愛する人のためなら、殺されてもいいと思ってる。