「婚約破棄は変わらない。





桜姫以外とか、今考えられない。




もう、わかっただろ?」






「わからないわ。



わからない!


どうして私じゃダメなのよ?」






だんだんヒステリックになっていく良梛さん。





森は良梛さん。を静かに見つめると、






バタン。





静かに部屋のドアを閉じた。