一瞬、ものすごく怖い顔したあと、





私の耳元に顔を近づけ、





「妬くよ。



桜姫は俺のだし。」




「っ……」




どうして、そんなに色っぽいの?





どうして、私をドキドキさせるの?





色っぽい森に、





甘い言葉を囁く森に、





私を思ってくれる森に、




もう、





溺れそう…