私の首筋から唇を離して、



すごく熱い目で私を見る森。



すっと唇を手で拭うその姿すら、



綺麗だった。




「ほら。




簡単に俺は桜姫を殺せる。」


「今だって、



やめてくれたじゃない。」




「はぁ。」




溜め息つかれました。



それも、盛大に。




「゛今゛はね。」




そう言った森がすごく寂しそうで。




私を押し倒してる森に



自分から



キスしました。