早苗の思い出に浸っていると後ろから康平の声が聞こえ、やはり暑苦しそうに起きてきました。

あつしは2本目のタバコに火をつけると康平もポケットからタバコを取り出し、あつしの横に下りてきてコンクリートに座りこみ2人は海を見ながら煙を吐いていました。

ゆっくりとした時間が過ぎ、それから水着に着替えた2人は海岸へと向かい、すでに人が賑わう海へと泳ぎに行きました。

夕方まで遊んだ2人はテントへ戻り、テントを片付け車に積み込みながら帰る準備を始めました。

もっとゆっくりしたい気持ちもあったが、またあの星を見たい気持ちにもなったが康平の親父が体調を崩して入院中であったため、一晩だけしか泊まれなかったのだった。

夕方に出れば、今日中には大阪へ戻れるだろうし、それから康平は親父の病院へも行くと言っていたのであまり遅くならないよう簡単にシャワーを浴び、2人は車に乗り込んだ。