次の日。
「どうかな……?」
朝早くあたしの家に来た旭。
彼女に、あたしの姿を見せた。
「可愛いよ、里依! 有明くんも絶対ドキドキするよ!」
早速作戦実行。
イメチェンしたあたし。
滅多にしないメイクをナチュラルにして、胸まで伸ばしたストレートの髪は緩く巻いた。
「早く学園に行こっ!」
わくわくを隠せない様子の旭に腕を引かれ、あたし達は学園に向かう。
輝くんは朝連があるから、一緒には行けないんだ。
あっ、ちなみに輝くんはバスケ部なの。
それよりも……。
これがきっかけで、2人の距離が縮まっていくといいな。