と言う事は、輝くんと2人っきりな訳で。

ドキドキしてきたぁ……!

何を言われるのか、不安でたまらない。

「藤咲……」
「なっ、何?」
「ちょっと来い」

輝くんに腕を引かれる。

どこに行くの?

……と思ったら、

――バンッ!

いつかの、見覚えのある光景。

あっ、あの時は恭平だったな……。

あたしは今、壁と輝くんに挟まれている状態です。