「……待ったか?」
「ううん。 帰ろ?」
「あぁ」

いつも体育館の入り口で輝くんを待つのがあたしの日課。

それで、一緒に帰るんだ。

「今日もお疲れ様。 カッコ良かったよ」

さり気なく褒めてみても、

「どうも」

彼はやっぱりクールなの。

輝くんのバスケしてる姿は、ホントにカッコいいんだ。

しかも、凄く上手だしね。