そんな時、

「里依~、旭~」

遠くであたし達を呼ぶ声が聞こえた。

「来たっ! 恭平~」

振り向くと、走ってこちらに向かってくる恭平がいた。

う~ん、走ってる姿もなかなかだねぇ……。

彼女といないのかな?

恭平ならすぐ出来ると思うんだけどね。

「おはよっ」

爽やかだね……あはは。

だけど、そこがカッコいいんだろうね。