(縁側)

「蓮流さん大丈夫かな・・・」

椿は、庭を見ながら、ただただサイダーの瓶に口をつける。


蓮流のことが心配で、サイダーのシュワとした飲み口も、味も感じなくなっていた。



“クシュン!”


誰かがくしゃみをする様な音がどこからともかく聞こえてきた。

椿は、傘もささずに庭に飛び出して探したがわからなからない・・・

「気のせいだったのかな・・・」


椿は、そのまま上がろうとしたがずぶ濡れでドロドロ・・・

「椿ちゃん!!」
「おま・・・何やってんだよ、おい!」

「ちょっと・・・いろいろ・・・」

「今、タオルとか色々持ってくから・・・」
「服かしてあげるべ!待っててね~!」
「あうわけねぇだろ!とにかく縁側座っとけ!まったく。」


たまたま、火燐さんと風燕さんに発見され、そのまま椿は、風呂場に連れて行かれた。