(3・14 AM7:00)

部屋の目覚まし時計が椿を無理やり起こす。視界に入ってくる景色は、いつもと変わらない部屋の風景。
椿は、服を着替え、髪をまとめるとリビングへと向かおうとしたその時・・・



「ここから先は通しません!」



なぜか、禮漸が階段の前で胡坐をかいて座っていた。


「な・・・なんで?」
「何でも(笑)緑涼さんから“部屋で待機させてくれ”って言われてるから。」

そういうと、椿は禮漸に背中を押されながら、自分の部屋に放り込まれる。



「いったい・・・何なんだろう・・・」



そう思いながら、椿は本を読んで時間をつぶすことにした・・・