「チョコ、冷蔵庫に入れてるから。」 そういうと、椿は照れくさそうに部屋から出て行った。 緑涼の眼から、大粒の涙が流れて止まらなくなった。 正嗣・・・おら、やっと・・・お父さんになれた気がする・・・。 緑涼の心の中には、そんな気持ちで一杯になった・・・。